皆さんは普段、シャンプー後にどのようにして髪を乾かしていますか?
髪の毛について情報収集をしている方の中には、
「ドライヤーで乾かすと髪が痛む」などの話を聞いたこともあるかもしれません。
実際、どの乾燥方法が髪や頭皮にとってよいのでしょうか。
また、ドライヤーの必要性などについて解説していきます。
結論から言うと、ドライヤーを使用した方がよいです。
髪を濡れたまま放置すると、
髪のキューティクルが開いたままの状態になり
髪の毛の水分が蒸発してしまいます。
水分を失った髪の毛はパサつき、うねりを生じるので
できる限り、早い段階でドライヤーをあてるのがよいでしょう。
やっぱりドライヤーがいいんだね!
でも熱風は髪に悪くないのかな?
ドライヤーの当て方によって髪を痛めることも!
気になる場合は熱ダメージを抑えるトリートメントを使う手もありますよ
自然乾燥では、髪の毛の水分が蒸発し、
パサつきやうねりの原因になるとお伝えしましたが
自然乾燥にはそれ以外のリスクもあります。
リスクってなんだろう?
それは、生乾きによる雑菌の繁殖です。
雑菌が繁殖すると、かゆみやにおいの原因になるだけでなく
薄毛を進行させる可能性も。
さまざまな頭皮トラブルを助長する可能性があるので
髪の毛をしっかり乾かすことは大事だと考えられます。
では、正しいドライヤーの当て方についてです。
①タオルドライをする
まずは髪の毛をタオルドライし、表面の水分をしっかり取りましょう。
髪全体はゴシゴシと力を入れて拭くのではなく、
タオルで髪の毛を挟むように優しくパタパタとたたくイメージで水分を取っていくのがコツです。
しっかりタオルドライすることで、
ドライヤー時間が短縮できます。
②温風で根元から乾かす
髪の毛が集中している根元が一番乾きづらいため、
まずは根元にドライヤーを当てていきます。
その後、中盤から毛先にかけて乾かし、髪の毛全体を8割ほど乾かします。
毛先から乾かすと過剰に水分が奪われ*
パサつきの原因になるので注意しましょう。(*オーバードライ)
③弱めの温風で全体を乾かす
8割程度乾かした後は、全体を整えるため
弱めの温風モードで髪型を整えていきます。
④冷風で仕上げる
最後に、冷風を使って髪の毛を整えながら乾かしていきます。
冷風を使用すると、乾ききっていない部分は冷たく感じます。
これによって乾かしの足りない部分を見つけ、
生乾きを防ぎましょう。
では、ドライヤーを当てる時の注意点について解説します。
NG行為①タオルドライをしないで使用する
髪の毛が濡れた状態のままドライヤーを当てると
髪の毛乾くのに時間がかかるだけでなく熱ダメージを負いやすくなります。
濡れた状態の髪の毛は熱に弱いため、タオルドライは欠かさないようにしましょう。
NG行為②毛先ばかりを乾かす
髪の毛は毛先のほうが乾きやすく根元ほど乾きにくいです。
毛先にばかりドライヤーを当てていると、
毛先を必要以上に乾燥させることになって髪の毛が傷むだけでなく、
根元がきちんと乾かないため雑菌が繁殖しやすくなります。
NG行為③髪の毛とドライヤーの距離が近い
濡れた髪の毛に高温の熱を与えるとたんぱく質の変性が起こり
髪の毛が火傷のような状態になってしまいます。
ドライヤーの吹き出し口の温度は100℃〜120℃程度といわれているため、
ドライヤーを髪の毛に近づけ過ぎないように気をつけてください。
髪の毛を自然乾燥させると、パサつきやうねりだけでなく
雑菌の繁殖にもつながることが分かりました。
ドライヤーも当て方次第でダメージを加える可能性があるため、
正しい使用方法をマスターし、髪の毛を美しく保ちましょう。